いろいろ書く

毎週日曜日更新

(考察)45秒でなにができるか

曲の歌詞にある通り、結論としては結構いろんなことができる。真っ当に考えていくにせよ、45秒でなにができないかで考えるにせよ、膨大かつ無意味な考察であるため、少し趣向を変えてみる。本稿では、45秒で為し得る最大の人類貢献は何かを考察しようと思う。

人類貢献とはなにか。人類に対して何かしらの利益を与えることであるが、45秒しかないので集団による行動はおそらく難しい。また直接的な人類貢献となると、画期的なアイデアによる発明とか、何かしらの発見というレベルになってしまい、かなり困難である。そのため、本稿では人類貢献は「1人でできる、人類に対して間接的に利益を与えること」と定義する。

大概の場合、間接的ということであれば地球に良いことをすれば人類貢献になる。例えばその辺に植物の種を植えると、そこに生物の環境が生まれ、低次の消費者が潤う。そして食物連鎖により次数が上がっていき、最後には人間が潤う。人類貢献である。

あるいはそうでなくとも、例えば親に感謝の気持ちを伝えると、親はいい気分になる。そうして職場にいき、(家事をやる側の親に言ったのであれば家庭の雰囲気が良くなり、そして仕事へ行く側の親もいい気分になる。)仕事に身が入るようになる。仕事がまわる。経済がまわる。人類貢献である。

おそらく人類貢献には地球への貢献と人への貢献が主なものになるだろうから、この二つに絞って考える。

地球への貢献と人への貢献、どちらがより強大になり得るだろうか?これはおそらく地球への貢献である。明らかに効果の持続するスパンが違う。種を植えればその植物からまた種が生まれるのであり、半永久的に地球への貢献、ひいては人類貢献となる。よって、さらに地球への貢献のみに絞って考えてもよいだろう。

地球への貢献を現在問題になっている環境問題を改善させることと結びつけて考える。それぞれの環境問題に対して、一般的に言われている簡潔な原因を提示する。
地球温暖化←CO2増加
海洋汚染←プラスチックの過度な利用
森林破壊←土地開発
ではこの3つの原因を解消する手立てとなる行為をするように考えよう。

CO2増加
これは食い止めるというより、減らす方がやりやすい。植物の種を植えるのがいいだろう。もし種がなくとも、時期の問題はあるがその辺の植物から一つ種をとってきて、離れた場所に植えれば良い。よっぽどの都会に住んでいない限り、45秒で事足りるだろう。(その場の植生を破壊する可能性は考慮しない。見えざる手に委託する。)

プラスチックの過度な利用
これは個人の力でそこそこの影響を与えられるものではない。マイバックをもってコンビニに行くことは、時間的に余裕がない。それにそこで何かものを買ってプラスチックを消費するものならまったく本末転倒である。海でプラスチックを拾うのも、海辺に住んでなければ時間がない。

土地開発
これは土地を作ればいい。近所を放火してまわるのが一番手っ取り早い。他に方法はないだろう。放火であれば、火をどこかにつけるだけで済むので45秒でもなんとかなりそうである。

最終議論である。植物の種を植えることと、放火すること。どちらが人類貢献であろうか。地球への貢献を考えればどちらもかなり影響が大きい、というか放火の方がやや優勢である。しかし本来の人類貢献という立場で考えると、明らかに植物の種を植えることに軍配が上がる。

ただ、条件を絞って考えてきたので、論理的に完結させるにはいまさら都合の良いところだけ条件を緩くするわけにもいかない。もし緩くするのなら、他にもっといい方法もあるだろうと考えなければいけないからだ。

よって、本稿における結論は論理的ではなくなってしまい申し訳ないのだが、45秒でできる人類貢献の結論は植物の種を植えることである。






ちなみに先程やってきたのだが、2分13秒かかった。

次回「(玄人向け考察)環境破壊は止めるべきか」