いろいろ書く

毎週日曜日更新

物語

(物語)トンデモ科学部の先輩 14

なにが起きたのか。 先輩は手にライトを持って、不思議な光線を私に浴びせてきたのだ。 「なんですか、、それ。」 「涙腺崩壊光線だ。これで君の涙腺の機能を停止させる。」 「涙腺崩壊の意味がなんか違うんですけど、、」 私の気持ちに答えているかのように…

(物語)トンデモ科学部の先輩 13

実験机の隣りには先輩がいて、いつものようになにやら煙を出している。この白煙はどうやらわざとで、気体発生が視覚的にわかる安全策らしい。しかしそんなことはどうでもいい。テストが近づいてきたのだ。 「あぁ、、テストやだー!!地球滅亡しろー!」 「…

(物語)トンデモ科学部の先輩 9

「西園さん。大丈夫ですか?」 「あれ?私なにを、、?」 「よかった!!目が覚めたんですね!校内を散歩していたら西園さんが滑って転んで階段からとんでんころりんで気絶しちゃったんですよ。覚えてませんよね。いやあでも無事そうでよかったです!」 薬詰…

(物語)トンデモ科学部の先輩 2

プリンをもらいに部室前まで来たのだけれど、なんだか怪しい白煙が扉から漏れ出ている。帰ろうかな、、いやいや、プリンのためっ!ガラガラ「あのー!すみません!」 複雑な理科実験の器具の前で、しかめっ面をしている例の男がいた。とりあえずハンカチで口…